リスティング広告発注におけるメリット・デメリット

最近のWebマーケティングにおいてリスティング広告は欠かせない必須案件となってきてます。幅広い分野の方にリスティング広告が浸透しています。

リスティング広告に関してのメリットやデメリットを経営者や決裁者目線で考えたことはありますか?普段リスティング広告案件を受発注する際にこの視点をもっている方が少なく思います。

今回は決裁者視点を持った上でリスティング広告の案件を回せるようになりたい方、また初めてリスティング広告を発注したい方向けに記事を書かせてもらいます。

この記事を読むことによってリスティングにおけるメリット・デメリットを復習すると共に実は知らなかった意外な落とし穴等を再認識する機会となればと考えています。

リスティング広告とは?

GoogleやYahoo!などの検索エンジンにて、一般ユーザーが検索した検索結果に連動して掲載される広告のことです。

 

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリット・デメリットを書く前にリスティング広告と自然検索記事の違いについて復習しておきましょう。
下記画像を参考にしながら、リスティング広告のメリット・デメリットについて書きます。

①広告主側がKW選定出来、より受注確度の高い顧客に多くアプローチできる

リスティング広告は記事を出稿する際に予め表示する検索ワードを広告主側で選定することが出来ます。そのため広告主側が最も購入してほしい顧客に対して検索ワードを選ぶことが可能な為、発注見込みの高い顧客向けにアプローチすることが可能です。

Webマーケティングにおいて最も大切なのはペルソナ設定と見込み顧客とのイメージの一致です。つまり広告主側と顧客側での需要と供給の一致・相互理解が大切なのです。これがマッチングして初めて顧客は広告主が出す商品やサービスを無意識的に購入します。

※ペルソナとは…ペルソナ(persona)とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングで頻用される概念のこと

実際に例を出しましょう。

 

ドラゴン桜でもある通り、解答者が問題を無意識的に解答しやすい問題は短い文章の問題より、長い文章の問題です。
理由は長い文章の問題の方が条件が多く、より多くの情報を集めることが出来るからです。

 

長い文章をペルソナに置き換えた場合、
・長い文章題は部分点を得やすい→細かいペルソナ設定・検索ワード選定は多くの見込み顧客が増える

・シンプルな問題は自分で考えなければならない→見込み顧客が意識的に記事を読んで考えなければならない為、受注確度が下がる

・出題者が長い問題を作るわけ→見込み顧客に無意識に心地よく商品を購入してもらう為

このように長い文章の方が条件や詳細などの情報をより多く受信でき、解答者は解答しやすいです。

つまり、より細かくペルソナ設定、検索ワード選定をする事で発注者はより多くの情報を得ることが出来、購入の意思決定がしやすくなります。

②すぐにリスティング広告を出せ、すぐに撤退できる

自社のWebサイトさえあれば即リスティング広告を出すことができるのもメリットの1つです。本当にペルソナ設定、検索ワード選定を無視して速攻で広告を打ちたいなら、ものの数分で開始できます。

SEOと違い分野によってはすぐに集客できて即効性もある為、多くの業種に需要があります。

また、リスティング広告を初めて成果が伴わない場合、ボタン1つですぐにリスティング広告を停止することが出来ます。状況把握において融通が利き、安心感を持てます。

③費用対効果の高い分野にのみ配信できる

自社の製品とどの検索ワードの相性が良いかはプロである広告代理店でも予測は付きません。しかし、リスティング広告を行う場合は複数の検索ワードで検索配信することができます。そのため、費用対効果が高い分野にのみ配信し、効果の低い分野に関しては配信を停止することが出来、自社の裁量でリスティング広告を配信するか否かを判断できます。

➃好きな文章で広告文を配信することができる

自社で作った製品であれば、法律やTPOにしっかり配慮すれば好きな文章で広告を打つことが可能です。

 

リスティング広告のデメリット

①掲載に費用が掛かる

もちろんのことながら、広告の為費用が掛かります。自然検索の場合はお金がかかりませんが、リスティング広告の場合、クリック課金や入札課金と大きく2つほど課金が必要になります。また、広告を出すにあたり、人件費もかかり、広告代理店に頼む場合さらに諸経費がかかってきます。

②検索ボリュームに限界がある

検索ボリュームとは検索ユーザー側が付きにどれだけその検索ワードを調べたかの量のことです。リスティング広告を出す際に自社製品の特長により近い検索ワードを選んで出すとそれだけ検索に連動して検索されやすくなります。しかし、検索ボリュームが少ないとそもそも検索ニーズが少ないため、せっかくリスティング広告を出したのに本来見て、商品を購入してほしいユーザーに自社商品が届かない場合があります。

③商品によって相性がある

リスティング広告を出せば商品がユーザーに多く閲覧され購入促進に大きく役立つと決まっているわけではありません。やはり商品の部類によってリスティング広告との相性が多少なりともあります。

たとえば高齢者向けの商品の場合、オンライン販売はそもそも相性が悪く、オフライン販売の方がよかったりします。

➃細かな修正が多くなる

リスティング広告業界は顧客ニーズがの変動が日々大きな業界です。そのため、最新情報のキャッチアップが欠かせません。いかにリスティング広告に対して仮説を立て答えを導き出せるかがカギとなります。

まとめ

リスティング広告にはメリット・デメリットが上記の通りあります。弊社でもリスティング広告の運用は良くお客様からの依頼で行っております。リスティング広告を考えている方は是非一度お問い合わせください。

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